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ニキビケアの基本は洗顔だってことはわかるけど、ちまたにあふれる洗顔剤。どの洗顔剤が一番いいのか、本当のことを教えて!
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ひとくちにニキビと言っても、症状はさまざまです。それに、肌のタイプもひとりひとり違いますよね。オイリースキン、ドライスキン、その中間タイプ、また顔の部分によって肌質は違う場合が多いのです。
市販の洗顔剤には、ニキビ用とかオイリースキン用とかの表示があるものも多いのですが、実際に使ってみると、その通りではない場合もあります。例えば、ニキビ用を使ったら脱脂力が強すぎて、敏感肌用の方が調子がいいというようなこともあります。できればサンプルをもらって、実際に試してみると良いでしょう。
肌のタイプによって、適する脱脂力の強さは異なりますが、共通して言えることは、低刺激のものを選ぶということです。殺菌効果のある洗顔剤の中には、刺激が強すぎるものもあります。
また、ニキビができやすいので自分ではオイリースキンだと思っていたが、実はドライスキンだったということもあります。自分の肌に合う洗顔剤の選び方をきちんと指導してくれる、皮膚科などの病(医)院もあります。
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生理の前になると、決まってニキビがひどくなるんです。良い対処法はありませんか?
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男性ホルモンと女性ホルモン(黄体ホルモンと卵胞ホルモン)の働きによって、皮脂の分泌はコントロールされています。このホルモンのバランスが崩れると、皮脂の分泌が盛んになって、ニキビのできやすい状態になります。
生理の前の約2週間、つまり排卵があってから次の生理が始まるまでを『黄体期』と呼びます。黄体ホルモンには男性ホルモンと同じように、皮脂の分泌を高める働きがあります。
だから、『黄体期』にはニキビができやすくなったり、悪化しやすくなりがちなのです。『黄体期」は洗顔をいつもよりていねいにして、食事などにも気をつけましょう。生理が始まったら、ニキビは多少おさまってきます。
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中高生の頃には、ニキビなんてできなかったのに、25才過ぎて吹出物ができるようになりました。皮膚もカサつくタイプなのに、どうしてでしょう?
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大人になってからのニキビは、口の周りやアゴのラインにできることが多いようです。目の周りはカサついているのに、と言うお話をよく聞きます。
ドライスキンの方の場合、皮膚はそれ以上水分を逃がさないように、表面を皮脂膜で覆ってしまおうとします。このとき、 皮脂の分泌がうまくいかないと、ニキビができてしまうのです。対策としては、洗顔後などに保湿効果の高い化粧水を使って、水分を補ってあげることが必要です。肌の状態を見ながら、油分の少ない保湿乳液や美容液を併用してみても良いでしょう。
また大人のニキビは、ストレスや疲れが原因となって、ホルモンのバランスが崩れたためにできることが多いので、ゆったりした気持ちで規則正しく生活することを、心掛けて下さい。
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ニキビがストレスによってできるなんて、本当でしょうか。体質なんだとしか、思っていませんでしたが。
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春は、ニキビがひどくなる人が多い時期です。受験や進学、就職、社内の人事異動などがあるこの時期に、ニキビが悪化しやすいことからも、ニキビとストレスは深い関係があると考えられます。
ストレスによって、ホルモンのバランスは崩れやすいんです。ストレスが胃に来る人、頭髪に来る人、じんましんが出る人、とタイプはいろいろありますが、あなたはニキビとして現れるタイプなのでしょう。無理しすぎないで、という注意信号かもしれません。
ストレスというと大げさかもしれませんが、緊張することや不安になることって、日常にありますよね。思うようにならなくて、イライラすることも多いでしょう。人間関係に悩んだり、家事と仕事の両立で疲れがたまっていたり、簡単に解決できない場合が多いですね。
あまり焦らないで、ゆったりした気持ちで暮らすように、心掛けて下さい。忙しい毎日の中でも、リラックスする時間を少し作ってみましょう。ものごとを『プラス思考』で考える癖をつけると、かなりのストレスも回避できるようになります。練習してみて下さい。
たかがニキビと言われたって、本人にすれば大問題なのです。ストレスからニキビが悪化して、外に出るのもイヤになり、登校・出社拒否・・・なんてことだってあるんです。
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