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『ニキビ』と言えば、まず『ニキビの薬』。ってことは、とりあえずスーパーの化粧品売り場へ行って・・・。うん、あるある、テレビで宣伝してるヤツ。でも、どれがいいの?
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あなたの肌に合うものが、見つかるといいですね。
でも、ひとつ覚えておいてほしいことは、『ニキビの薬』と『ニキビ用化粧品』は全く別の物だということ。もっと詳しく分類すると、『医薬品』『医薬部外品』『化粧品』などに分けられます。治療するため、予防するため、悪化させないため、などと目的が違ってきます。『化粧品』は健康な肌に用いるためのものだということを、お忘れなく。
また、治療を目的に作られた医薬品の中でも、『一般用』のものは薬局で簡単に買えますが、『医療用』医薬品は、病(医)院で出してもらうか、医師の処方箋がないと買えません。症状がひどい場合は、やはりお医者さんに見せた方がいいでしょう。
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エステティックサロンでは、『美顔術』をしてくれるんだって。お肌のために良さそうだよね。マッサージとかパックとかしてもらったら、ニキビも治るんじゃないかしら。
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エステティックで美顔術を受けて、心も体もリラックスすることは、お肌のためにはとても良いことだと思います。お肌のトラブルは、意外にも精神面から来ている場合がとても多いんですよ。
ただし、ひどいニキビができている時には要注意。ニキビって病気なんです。病気の肌に、正常な肌と同じように美顔術を受けたら、炎症がひどくなって、ニキビが悪化してしまうこともあります。
日本ではまだエステティックの歴史が浅いので、医師・看護婦・美容師などのように、国家試験を受けて資格を得なくても、エステティシャンになることができます。ごく一部だとは思いますが、専門知識もなくエステティック業を行っている店もありますので、ご注意下さい。
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ニキビ科の医者は、いないの?
治療してくれるのは、お医者さん。でも『ニキビ治療します』って看板を出している病(医)院、ないよね。皮膚科に行ったことあるけど、「そんなの、ニキビだよ。」と言われて、薬をもらっただけ。治らないから、もう行くのやめちゃった。
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病(医)院が、『ニキビ治療します』というような治療内容を宣伝をすることは、医療法で禁止されています。内科とか皮膚科とかいう看板しか、出ていませんよね。従って、きちんとニキビの治療をしてくれるお医者さんを、自分で探さなくてはなりません。
現実には、ニキビを病気だと真面目に考えて、計画的な治療やカウンセリングを行っている病(医)院は、あまり多いとは言えません。でもニキビは、まぎれもなく病気です。良いお医者さんを見つけて正しい治療を続ければ、必ず治せるはずです。
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