化粧品選びのポイント

洗顔料

  • 夏は皮脂の分泌が多く、汗やほこりで肌が汚れやすいので、脱脂力の強い石鹸を使って、こまめに洗顔して下さい。

  • 冬は、皮膚の表面がかさつきがちです。とくに目のまわり、口のまわり、頬などにはマイルドな石鹸を使って、皮脂を落とし過ぎないように気を付けましょう。

  • 洗顔剤については、こちらのQ&Aも参照して下さい。

クレンジング

  • ウォッシュタイプのものを選ぶこと。拭き取りタイプのものは、油の成分を多く含んでいるので、ニキビのできやすい方には不適当です。

  • 季節や、肌タイプによって、形状(ジェル、乳液、ローション、フォームなど)を選んで下さい。

  • 膿疱の多い肌に、スクラブタイプはおすすめできません。炎症がひどくなって、ニキビが悪化してしまいます。

化粧水

  • ほとんどどのタイプのニキビでも、化粧水の使用は差しつかえありません。

  • ドライスキン(乾燥肌)で、素顔でいるとかえってニキビができやすいような方は、保湿効果の高いしっとりタイプの化粧水を使って下さい。

  • オイリースキン(脂性肌)とコンビネーションスキンの方は、季節・部位によって、しっとりタイプ・さっぱりタイプを使い分けて下さい。

  • 炎症を起こしているニキビには、アルコールの入ったアストリンゼントローションのようなものは避けて下さい。初期のニキビでしたら、夏場には使っても良いでしょう。

肌タイプ オイリー コンビネーション ドライ
さっぱりタイプ しっとりタイプ
さっぱりタイプ
しっとりタイプ
しっとりタイプ
さっぱりタイプ

乳液

  • 10代〜20代の、オイリースキン・コンビネーションスキンの方は、保湿乳液だけで十分です。

  • ニキビがひどいときには、乳液の使用は中止して、化粧水だけにして下さい。

クリーム

  • 10代〜20代で、皮脂の分泌の少ないドライスキンの方は、目のまわり、口のまわりだけに、保湿クリームを使って下さい。

  • お化粧をし始めた10代の方が、お母さんの使っているクリームを借りて、ニキビを悪化させてしまうケースがよくあります。自分の年齢や、肌タイプに合った化粧品を使いましょう。

パック

  • パック剤は、Tゾーンの皮脂の多い部分だけに使って下さい。

  • オイルコントロールパックを使用する場合は、ウォッシュオフタイプのものを選びましょう。

  • ニキビの悪化しているときは使わないこと。炎症がひどくなってしまいます。

  • 使用説明書をよく読んで、決められた回数以上は決して使わないで。使いすぎると、皮膚表面の皮がむけてしまうこともあります。

マッサージクリーム

  • 原則として、どのスキンタイプの場合も使用しないこと。

  • マッサージクリームには、油の成分が多く含まれていますし、ニキビのできやすい肌に、マッサージは良くありません。

ファンデーション

  • 落ちにくいタイプ、化粧くずれしにくいタイプのものは、使わないで下さい。

  • ダブルファンデーション(リキッド + パウダー)は、毛穴をふさいでしまうので、絶対に避けること。

  • ニキビが悪化しているときや、治療中は、ファンデーションをつけずに、パウダー(おしろい)だけにして下さい。パウダーは、コンパクトに成形されていない、粉おしろいの状態のものが理想的です。

  • メイクアップは長時間しないこと。休日や帰宅後は、ノーメイクで過ごしましょう。

  • メイク用スポンジは汚れやすいので、こまめに洗って清潔なものを使って下さい。

ポイントメイク

  • ニキビのできにくい、目のまわりや唇には、ポイントメイクをして下さい。

  • 口紅、アイシャドウ、まゆ墨などのポイントメイクをきちんとして、Tゾーン・Uゾーンのお化粧は控え目にしましょう。


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