乾燥肌やシミ、シワが気になります

暮らしと健康の月刊誌 ケア 2004年1月号から引用
(株)北海道医療新聞社発行
山家英子先生が取材を受けた「ケア」の掲載記事です

最近、肌の乾燥やシワが気になります。特に冬のケアの仕方について教えてください。

保湿中心のスキンケアを心がけましょう

更年期を過ぎた女性や五十歳以上の男性は、老化によって肌が乾燥しがちになります。特に冬は冷たい外気が肌を刺激し、室内では暖房によって湿度が下がるため、一層乾燥を招きます。冬に起こる乾燥はシワの原因になり、肌の老化を一気に進めるので、保湿中心のスキンケアを心がけましょう。

室内環境における乾燥対策でおすすめなのは、暖房使用時に加湿器を併用して一定の湿度を保つことです。肌への対策としては、入浴、洗顔後のケアが大切です。入浴の際は保湿効果のある入浴剤を使い、入浴後や朝晩の洗顔後には肌に保湿剤を塗って保護しましょう。特にアトピー性皮膚炎を患っている人は乾燥によって症状が悪化するので、保湿対策を怠らないようにしてください。

ある化粧品メーカーが全国の女性の肌を調査したところ、北海道の女性の肌は全国値よりもシミは少なく、シワが多いという結果が出たそうです。夏の紫外線量が他の地域よりも少ないことと、北海道の冬の寒さや乾燥に関係していると言えます。肌が乾燥し過ぎるとシワの原因になるだけでなく、皮脂欠乏性皮膚炎など皮膚の病気を招く恐れがあるので、冬の肌の保湿対策は念入りに行ってください。皮膚科では肌に負担がかからない保険適用の外用薬を処方しているので、肌の乾燥で悩んでいるなら、受診をおすすめします。

また、冬の空からの紫外線量は夏に比べると減りますが、雪が積もった晴れの日は紫外線が反射し、肌に悪影響を及ぼします。夏だけでなく、冬もサンスクリーン剤(日焼け止め化粧品)を塗り、肌を保護することも大切です。

加齢などによるシミ、くすみ、たるみなどで悩んでいるなら、美容的なことに熱心な皮膚科では保険適用外で、レーザーやフラッシュランプ・ケミカルピーリング・イオン導入・超音波などによる治療法や特殊な塗り薬などを紹介しているので、相談することをおすすめします。